きのくに線紀伊勝浦新宮駅間)は、台風12号の影響により、紀伊天満〜那智駅間の那智川橋梁の橋桁や橋脚の一部が流出するなど甚大な被害を受け、運転を取り止めておりましたが、平成23年12月3日(土曜日)の始発列車より、きのくに線全線で運転再開できることとなりましたのでお知らせします。
(2011年11月2日=JR西日本

9月下旬の台風15号の影響で一部区間が運転休止になっている身延線について、JR東海は、盛り土が崩れた内船(うつぶな)―身延間(9.4キロ)が復旧し全線で運転を再開するのは、来年春以降になると明らかにした。現在、付近の治山・治水対策を山梨県と協議している。

 沿線は台風による大雨のため、あちこちで大小の土砂崩落が起きた。中でも内船―身延間の南部、身延両町境付近では、高さ12メートル、幅50メートルにわたって線路下の盛り土が流出し、線路が枕木ごと宙づりとなった。

 山側の土砂が崩れて線路下を水が流れやすくなっており、JR東海東京広報室は「何とか来年春には復旧させたい。防災対策を施したうえで、安全確認や試運転をするのに一定の時間が必要」と説明している。

 当初不通となった西富士宮甲府間(76.5キロ)のうち、現在は身延―甲府間(44.9キロ)が開通。11月中旬にも、西富士宮内船間(22.2キロ)で運転を再開できる見込みだ。

 JR東海は復旧区間から、普通電車の折り返し運転を始め、不通区間ではバスによる代行運転を実施。ただし全区間で特急の運転を取りやめている。
(2011年11月2日=asahi.com