9日午前4時35分ごろ、岐阜県関ケ原町東海道新幹線岐阜羽島米原間で、保守用車両が立ち往生する事故があった。新幹線は名古屋―新大阪間の上り線で始発から運転を見合わせ、午前7時40分ごろ復旧。上下20本が最大74分遅れ、約1万1千人に影響した。

 JR東海によると、保守用車両は2両編成で、新幹線の線路での補修作業を終え、基地に戻る途中だった。車両が新幹線の本線と基地を結ぶ引き込み線にさしかかったところ、先頭車両が脱輪し、後部車両が本線上で動けなくなった。

 脱輪した場所は全長約23メートルのレールが外側に向かって倒れるようにねじれ、うち約8メートルは完全に横倒しになった状態。レールを枕木に固定する金具は外れていたという。
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