Steve Jobs氏、Apple社CEOを辞任

Jobs氏の健康状態はAppleにとって最大のリスクだったわけで、氏の眼の黒いうちに引き継いでおこうというのでしょうか。

Apple社取締役会は24日、同社CEOのSteve Jobs氏が辞任し、後任としてCOOのTim Cook氏を新CEOとして指名したことを発表した。これと同時にJobs氏は取締役会議長に選任され、Cook氏も取締役となる。Steve Jobs氏は2004年に膵臓がん手術から回復した後、2009年には肝移植手術を受けていた。
Cook氏はApple社で13年の経験があり、Steve Jobs氏が膵臓がんを宣告された2004年以降、同社では実務において実質的に指導的な役割を果たし、Jobs氏を補佐してきた実績を持つ。
辞任にあたり、Jobs氏はAppleコミュニティーに向けて公開書簡を公表。Jobs氏は書簡で「もし、私がApple社のCEOとしての責務と期待にこたえることができない日が来たら、私は真っ先に皆様にそれを伝えると言ってきました。残念なことに、その日が来てしまいました」と語っている。
(2011年8月25日=INTERNET Watch