青函連絡船及び可動橋、機械遺産に

本州と北海道を結ぶ大動脈として活躍した物が、後世に語り継がれていくのは、素晴らしいことだと思います。

日本機械学会は技術面で歴史的に意義のある「機械遺産」に、本州と北海道を結ぶ大動脈だった「青函連絡船及び可動橋」や高度経済成長期の土木建築現場で活躍した「油圧ショベルUH03」など7件を新たに選んだ。「機械の日」の8月7日に正式に認定する。
津軽海峡を渡る青函連絡船は1908年に運航が始まり、1988年の青函トンネル開通まで人や貨物の輸送を支えた。青森市側に八甲田丸、北海道函館市側に摩周丸が、船への鉄道車両搭載に使われた可動橋などと保存されている。
油圧ショベルUH03は1965〜1968年に日立製作所(現日立建機)が製造した。作業性を飛躍的に向上させ、日本で開発した油圧ショベルが世界シェアの約7割を占めるまでに成長する、技術的な原点となった。茨城県土浦市日立建機土浦工場で1号機を展示している。
(2011年7月25日=asahi.com