常磐線の復旧案

仮復旧後、新ルートに切替とは、ずいぶん、財政的に余裕があるんですね。

宮城県山元町の斎藤俊夫町長は17日、河北新報社の取材に対し、亘理駅以南が不通になっているJR常磐線の復旧について、町内では内陸部へ大きく迂回するルートによる整備を、JR東日本などに要請する考えを示した。
一方、山下〜亘理間は、新ルートとは別に既存ルートを使った暫定的な早期開通を求めていく。
町は、津波の浸水地域のうち県道相馬亘理線より海側を防災緑地とし、国道6号より内陸側の高台に新市街地を形成する案を町づくりの検討のたたき台にする。既存ルートでの暫定再開と内陸移設の組み合わせについて斎藤町長は「当面の足確保と、将来的な安全性を考えると理想ではないかと考える」と話した。
町内を走る常磐線については、津波で線路や坂元駅の駅舎が流失するなど被害が大きく、復旧のめどが立っていない。
(2011年5月18日=KOLnet)