架線故障→信号故障

日常の点検で、補助線の異常を発見できなかったのでしょうか。復旧作業と、信号故障の間の因果関係の有無も気になります。

東北新幹線は15日朝、小山駅構内で架線補助線が切れ、信号機も故障するトラブルがあった。この影響で東北、山形、秋田各新幹線の上下線が全線で一時ストップ。東北新幹線の上り線は東京〜盛岡間で4時間以上運転を見合わせたほか、各新幹線で計24本が運休、計約45,000人に影響した。
JR東日本によると、7時10分、小山駅構内で上り線の架線補助線が切れて垂れ下がっているのが見つかった。同社は東京〜盛岡間の上り線で運転を見合わせて補助線の撤去作業を進めていたが、9時20分には同駅構内にある信号機が赤信号のまま表示が変わらなくなった。復旧作業のため東北新幹線は下り線もストップ。同じ線路を通る山形、秋田の両新幹線も上下線で運転を見合わせたが、11時25分、各新幹線とも全線で運転を再開した。
同社によると、切れていたのは架線や電気機器の漏電を感知する直径16mmのアルミ製の補助線。同社で切れた原因と信号機故障の関係を調べている。
(2011年1月15日=asahi.com