大雪で立ち往生

久しぶりの長時間立ち往生です。

JR山陰本線下市〜御来屋間で31日夕から、鳥取新山口駅行きの特急「スーパーおき5号」(3両編成)が大雪のため、線路上で動けなくなり、1日8時現在も立ち往生している。
乗客約130人が車内で一夜を明かし、JR西日本は食事を提供する準備を急いでいる。
JR西日本米子支社によると、スーパーおきは31日16時15分頃、運転士が線路上に複数の倒木を見つけて緊急停車。数時間にわたって撤去作業を待つうちに、積雪で身動きできなくなったという。
ほかにも、鳥取、島根両県のJR各線では大雪による運転見合わせが相次ぎ、山陰線の14駅、伯備線の3駅で特急など計18本が31日から足止めされ、計約1,200人が車中で泊まった。
(2011年1月1日=YOMIURI ONLINE

1日4時頃、JR山陰本線伯耆大山東山公園間で、除雪作業をしていたラッセル車のブレード部分の前輪が脱線した。
運転士や保線区員ら雪かきのための要員数人が乗っていたが、けが人はなかった。国土交通省運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官2人を現地へ派遣した。
JR西日本米子支社によると、ラッセル車は、大雪で31日夕から約24km東の山陰本線下市〜御来屋間で立ち往生している特急「スーパーおき5号」を救援するために出動。特急の乗客130人に提供する弁当も積んでおり、JR西日本は自動車での運搬に切り替えた。
現場は緩い下りで、雪かき用のブレードが積雪に乗り上げたとみられる。この事故の影響で、除雪作業は難航する見通しとなり、山陰本線の復旧のめどは立っていない。
(2011年1月1日=YOMIURI ONLINE

大雪のため、大みそかからJR山陰本線下市〜御来屋駅間で立ち往生していた鳥取新山口行き特急「スーパーおき5号」(3両編成)は、34時間ぶりに運転を再開し、2日4時4分、米子駅に到着した。
12月31日16時過ぎに倒木のため緊急停車してから約36時間。ほぼ2夜を車中で過ごした乗客約130人は、疲れ切った様子でホームに降り立った。この特急は米子駅で運転を打ち切った。
鳥取、島根両県内のJR山陰本線伯備線で駅に止まっていた他の11本も2日朝までに運転を再開した。
(2011年1月2日=YOMIURI ONLINE