バスに自動消火装置

鉄道でも、欧風気動車アルカディア」が炎上したことがあります。

JRバス関東は、夜行として使っている2階建てバス全57両に「自動消火装置」を搭載すると発表した。同社によると、事業用のバスやトラックに自動消火装置が搭載されるのは、国内初という。
同社では昨年3月、静岡県牧之原市東名高速で、走行していた2階建て夜行バスのエンジンルームから出火し、乗客77人と運転手が避難する事故があった。同社によると、この事故では、けが人はなく、同一車種も廃車にしたが、夜行バスでの火災は惨事につながりかねないことから装置の導入を決めた。
装置はスウェーデンのメーカー製。エンジンルーム内にボンベを取りつけ、火災を感知すると、消火剤が霧状に噴射され消し止める仕組みだ。運転手にも警報で異常を知らせる。バスへの搭載が義務づけられているスウェーデンなど欧州では広く使われているという。
57両は主に東京と関西、四国などを結ぶ長距離便に使われており、今年度中に設置を終える。今後、その他のバスにも拡大していく計画だ。
(2010年9月10日=asahi.com