E6系本線走行試験を開始

JR東日本は6日深夜、2012年度末に導入する秋田新幹線「こまち」の新型車両「E6系」の走行試験を仙台〜田沢湖間で開始した。本線を使っての試験は初めて。
7両編成の新型車両は、23時すぎにJR仙台駅を出発。E6系は、2011年3月に導入の東北新幹線はやぶさE5系)」と同じ、国内最速の320km/hで走行する性能を持つが、“本線デビュー”のこの日は低速で田沢湖に向かった。
今回の試験は2日間の日程で、仙台〜田沢湖間を往復する形で実施。基本的な走行性能や安全性能、騒音の状況などを確認する試験を重ねる。
E6系は「はやぶさ」と同様の空気抵抗を抑える「長鼻」スタイルで、鮮やかな赤が特徴。はやぶさと連結し、2012年度末には東京〜秋田間で営業運転を始める。
(2010年7月7日=河北新報