南海高野線千代田駅で線路を横断した女子高生がはねられる

中学生とか高校生だと「悪いことをするのが楽しい」ということがあります。周りには薄々、気づいていた大人もいたと思うのですが、このような結果になってしまったのは残念です。

13日16時頃、南海高野線千代田駅で、和泉市内に住む千代田高校1年の女子生徒(15歳)が同駅を通過中の上り快速急行(6両編成)にはねられ、死亡した。快速急行の乗客約200人に怪我はなかった。
河内長野署や南海電鉄などによると、女子生徒は同学年の女子生徒(15歳)と2人で下りホームから約1.1m下の線路に下り、幅約6.6mの線路を走って渡り、上りホームにはい上がろうとして、快速急行にはねられたという。別の女子生徒は早めにホームにはい上がり、無事だった。
同駅は2階に改札があり、上りと下りのホームを行き来するには、いったん改札階まで上らなければならない。
同署によると、上りホームにいた2人は、線路を渡って友人がいた下りホームに行き、その後、友人と別れて上りホームに戻ろうとしたという。一緒にいた女子生徒は「以前、同じ高校の生徒が線路を渡っているのを見た。自分は初めて渡った」と話しているという。また、別の生徒も「度胸試しと称して駅構内で線路を渡る高校生がいた」と話しているという。
一方、南海電鉄によると、快速急行の運転士は、2人は発車した下り普通電車の陰から線路に飛び出してきた、と説明。駅には当時、駅員2人がいたが、いずれも改札口横の駅務室にいて、悲鳴と警笛で事故に気づいた。ホームに監視カメラはないという。また、同駅で線路を渡ってホームを行き来する人がいるという話は聞いたことがなかったという。
この事故の影響で、上下95本が運休、180本が最大56分遅れ、約139,000人に影響した。
(2010年5月14日=asahi.com