リニア中央新幹線、開業2年遅れに

自己資金ですから、こういうこともあるでしょうね。

JR東海は28日、リニア中央新幹線(東京〜名古屋間)の開業が、当初計画より2年遅れて2027年になる見通しだと発表した。東京〜大阪間の開業は2045年になる。景気悪化で主力の東海道新幹線の利用客が減り、収益が悪化しているためだ。
当初は、鉄道事業の売上高が2007年度の水準で推移するとの前提で、開業時期を計画していた。しかし、景気悪化による利用客の落ち込みに加えて、今後も売上高が伸び悩むと判断。建設費用の負担を減らすため、見直すことにした。着工は2014年度中を目指す。
建設には東京から名古屋まで5.1兆円、さらに大阪まで3.3兆円が必要で、同社は自己資金で完成させる予定だ。5月10日の国土交通省の交通政策審議会で、新たな計画を説明する。山田佳臣社長はこの日の記者会見で「健全経営と安定配当を続けるため、計画を見直した」と話した。
(2010年4月28日=asahi.com