WILLCOM、会社更生手続き開始

このスキームで行くならXGPに関しては免許を返上するのが筋でしょう。

ウィルコムは、会社更生手続きを開始したと発表した。企業再生支援機構は、ウィルコムに対して支援を決定したほか、ウィルコムソフトバンクアドバンテッジパートナーズの3社は、ウィルコム再生支援に向けて基本合意書を交わした。
基本合意書には、ウィルコムPHS事業を継続し、アドバンテッジパートナーズのファンド(APファンド)がウィルコムに出資すること、APファンドとソフトバンク等がウィルコムXGP事業、基地局ロケーションを譲り受けること、企業再生支援機構ウィルコムに対して資金融資することなどが盛り込まれた。
新会社には、APファンド、ソフトバンク、その他の企業から30億円ずつ出資されるほか、APファンドが議決権のない優先株20億円分を別途出資する。なお、新会社の設立スケジュールは決定されていない。そのほかの企業が1/3出資する予定だが、そのほかの企業については現在交渉中とのこと。
XGP事業を分離し、ウィルコムは現行PHS事業を継続するという計画だが、これらの計画はまだ合意にいたった段階で、具体的に動き出すスケジュールは定まっていない。ただし企業再生支援機構では、「関係者の希望としては夏ごろに(新会社へXGP事業などを)譲渡できる、新会社を設立できればいいと考えている」としている。
(2010年3月12日=INTERNET Watch