東海道新幹線の地震対策

JR東海は21日、東海道新幹線の脱線防止を骨子とした地震対策を発表した。強い揺れで脱線の恐れがある東京〜新大阪間の分岐器付近やトンネル進入口、カーブ部分の線路の内側に、並行して脱線防止ガードを敷設する。防止ガードは揺れが起きても車輪をはさめるようカギ状になっている。同区間の140kmに敷設し、線路を支える盛り土の沈下防止工事や橋脚部分の補強工事も同時に行う。
さらに脱線した車両が線路から大きく逸脱しないよう車両下の台車中央部に突起物状の逸脱防止ストッパーを142編成すべてに付ける。総事業費は380億円で、今月末から3年半かけて実施する。
(2009年10月21日=毎日.jp)