わたらせ渓谷鉄道がボランティア駅長を募集

「ボランティアで駅のお守りをよろしく」ということのようです。

わたらせ渓谷鉄道が、沿線にある12の無人駅でボランティア駅長を募集している。名づけて「ふるさと駅長」。開業20周年を記念し、厳しい経営が続く同鉄道に関心や興味を広げてもらおうという企画だ。
ふるさと駅長を募集するのは、全部で17ある駅のうち12の無人駅(下新田、運動公園、上神梅、本宿、水沼、花輪、中野、小中、神戸、沢入、原向、間藤)。
応募の条件は、高校生以上で無人駅の近くに住み、1日1回以上、駅構内を点検できる、鉄道業務に関心がある、沿線情報に詳しい――など。
主な仕事は、駅構内の汚れやごみの点検、ポスターの掲示など。観光客に声をかけ、観光案内にも気軽に応じてもらう。待合室やホームなどの状態について「業務月報」も出してもらう。
委嘱期間は3月28日から1年間。報酬はないが、作業用の帽子と腕章を貸与し、ふるさと駅長の身分証を交付する。駅舎には、駅長の氏名と顔写真を掲示する。
第三セクター鉄道無人駅でのボランティア駅長の試みは、2006年春に北条鉄道が公募を開始。2008年初夏には阿武隈急行も同様の企画を始めている。
(2009年2月15日=asahi.com