山陽本線大久保駅で触車、4人巻き添え

昔、朝霧辺りで似たような事案があって、巻き添えに遭った人が死亡したことがあったように記憶しているのですが、思い出せません。

26日7時35分頃、JR山陽本線大久保駅で、ホームから身を乗り出していた女性が大阪発姫路行きの新快速電車(12両編成)と接触し、頭を強く打って死亡した。また、ホームにいた男女4人が、列車にはね飛ばされた女性の体に直接当たるなどして軽傷を負った。乗客約1,500人に怪我はなかった。明石署が女性の身元と接触した原因を調べている。
JR西日本によると、この事故で西明石〜姫路間の上下線が一時運転を見合わせ、上り線は発生から8分後、下り線は約50分後に再開した。11時半現在で、46本が運休(部分運休含む)し、52本が最大52分遅れ、約7万2千人に影響が出た。
明石署によると、怪我をしたのは公務員男性(45歳)、公務員男性(36歳)、会社員女性(23歳)、女子高校生(16歳)。亡くなった女性の頭部と電車の先頭部分が接触して体が30〜40mはね飛ばされ、4番ホームで次の電車を待っていた4人に次々とぶつかった可能性が高いという。3人は足を打撲、他の1人は全身を打った。事故を起こした列車は接触の衝撃で運転席のフロントガラスにひびが入った。
同署は、所持品などから亡くなった女性は60歳代とみているが、遺体の損傷がかなり激しいため身元の確認に時間がかかるとしている。
現場に駆けつけた大久保駅員や明石市消防本部によると、4番ホームの幅は約5m。事故当時、約1,000人の通勤客や通学客らでかなり混雑しており、事故に驚いた客らから叫び声が上がったという。
怪我をした4人は、ホーム階段横の狭い場所で同駅を通過する新快速の次に来る普通電車を待っていた。女性をはねた新快速は時速約120kmで走行中だった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は同日、事故調査官2人を現地に派遣した。
(2008年9月26日=asahi.com