阪急甲陽線で脱線

さて原因は、何でしょう?それにしても、「脱輪」とか「車線」とか気になるなぁ。(w

20日11時50分頃、阪急電鉄甲陽線甲陽園駅手前で、夙川発甲陽園行き下り普通電車(3両編成)がホームにさしかかったところ、最後尾の3両目が脱線した。乗員、乗客約20人に怪我はなかった。
西宮署や阪急電鉄などによると、各車両に2台ある台車のうち、3両目前方部の台車の全4輪が進行方向右側に脱輪したという。
同線は夙川〜甲陽園の2.2kmを結ぶ単線で、甲陽園駅に入る手前の分岐ポイントで二車線に分かれる。同電鉄の調べに運転士は「ポイント直前で時速を17kmに落として通過したところ、衝撃を感じ停止させた」と話しているという。
同電車の各車両は17日まで点検をしており、18日に運行を再開。分岐ポイントは6月23日に定期点検、8月21日に動作点検をし、9月11日には目視による点検をしたが、異常は確認されなかったという。
事故後、同線は不通となり、乗客は阪急バスで振り替え輸送した。21時現在、復旧のめどは立っておらず、11,000人に影響した。
また、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は同日午後、調査官2人を現地に派遣。調査官は「枕木とレールに、脱線でできたとみられる傷が、分岐ポイントから脱線車輪までの十数メートルにわたってあったが、分岐ポイントには異常は見られなかった」と話した。
(2008年9月20日神戸新聞

<2008年9月21日追記>

阪急甲陽線は、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の事故現場調査が終わり、21日正午頃、夙川〜甲陽園間の全線で運転を再開した。
(2008年9月21日=asahi.com