JR福知山線脱線事故でJR西日本の幹部らを書類送検

「100人以上死んだのにタダで済ませるわけにはいかない」のかもしれませんが、無理筋じゃないですかね。路面電車がカーブを曲がりきれずに転覆したら、幹部も送検するということですよね。

JR福知山線脱線事故(2005年4月)で県警尼崎東署捜査本部は8日、業務上過失致死傷容疑でJR西日本の社長ら鉄道本部幹部経験者9人と運転士(死亡)の計10人を神戸地検書類送検した。これを受け地検は遺族や負傷者に意見などを聞くアンケートを実施し、約20人の専従捜査チームを設ける方針。立件の可否について年内を目標に判断するとみられる。
県警は社長ら5人には地検に刑事処分の判断を委ねる「相当処分」、他の4人には起訴を求めない「然るべき処分」と意見を付けた。9人は「事故を予見できなかった」などと容疑内容を否定している。
神戸地検のアンケートは犠牲者106人の遺族と負傷者562人に郵送し、捜査への意見や現在の気持ちなどを聞く。
◆10人の容疑内容◆

  • ブレーキ操作を怠り速度超過でカーブに進入し電車を脱線させた。
  • 現場が急カーブに変更された1996年当時、ATS設置などの安全対策を怠った。
  • 現場へのATS設置が決まった2003年9月以降、事故までATS設置を完成させなかった。
  • 日勤教育などで運転士に過度のプレッシャーを与えた。

(2009年9月8日t=毎日.jp)