iPhone3G苦戦?

「最近、話を聞かないなぁ」と思っていたのですが、好調とはいえないようです。

ソフトバンクモバイルが7月に発売した米Apple製の高機能携帯電話「iPhone3G」の販売が、予想外の苦戦となっている模様だ。タッチパネルを用いた斬新な操作性で話題を呼んだ同端末だが、決済機能やワンセグ放送受信機能など、これまで日本市場の端末に標準搭載されてきた機能がなく、利用者が敬遠しているようだ。ソフトバンクは法人向けなどに販路を拡大する計画だ。
Appleソフトバンクは販売実績を極秘にしているが、通信業界に詳しいUBS証券乾牧夫シニアアナリスト*1によると「一定のヒット商品とはいえるが、20万台前後で止まっている感がある」と推測する。前評判では「日本で100万台は売れる」といわれていただけにその落差は大きい。
iPhone3Gは、タッチパネル式の大型液晶画面や、未来的なデザイン、音楽プレーヤーを一体化した利便性などが売りで、7月11日の発売当日は都内の店舗前に長蛇の列ができるなど、話題を呼んだ。
しかし、絵文字やおサイフケータイワンセグ受信機能など、日本の携帯電話では当たり前となっている諸機能が搭載されておらず、さらに携帯メールのアドレスが変わってしまうことや、電池の持続力の短さなどもあり、購入層が思うように増えていないようだ。
売店サイドも「使い勝手に対するクレームを懸念し、販売に慎重になっている」(リーマン・ブラザーズ証券の津坂徹郎アナリスト)という。
(2008年9月4日=MSN産経)

*1:通信業界を専門とするアナリストとしては第一人者だと思います。