JR東海博物館

JR東海松本正之社長は20日の記者会見で、名古屋市港区の名古屋港金城ふ頭に建設する博物館の名称を「JR東海博物館」(仮称)とし、35両程度の実車展示をメーンとすることを明らかにした。
東海道新幹線を走らせるJR東海の特徴を生かし、高速鉄道技術の過去、現在、未来を紹介。鉄道が社会に与えた影響を学習する場を設け、子どもたちが親しみやすいよう模型やシミュレーター、映像などを活用する。
実車の展示は、同社が保存している過去の約60両から厳選。0系、100系300系など歴代新幹線や愛知万博でも展示された超電導リニアモーターカーの実験車両のほか、国鉄時代の木造電車モハ1形、急行電車モハ52形などを予定している。
建物は一部2階建てで、延べ床面積約14,000m2。来年度初めに着工、2011年春に開業する予定。総工費は55億円、JR東海の直営となる。
建設地は、名古屋市が進める「モノづくり文化交流拠点」の一画で、第三セクター鉄道あおなみ線金城ふ頭駅から徒歩2分。
(2008年5月21日=CHUNICHI Web)