智頭鉄道3期連続の配当へ

資本金が4億5,000万円ですから、配当金の総額は900万円になります。

智頭急行20日、取締役会を開き、第三セクター鉄道として唯一実施している配当を2008年3月期も継続する方針を決めた。配当は3期連続となる。2009年3月期は車両改装がピークを迎え、燃料高騰の影響も増すとして経常利益は4割前後減ると予想。2009年度の鳥取自動車道開通に備える必要もあり、配当継続は慎重に検討することを確認した。
2008年3月期決算は増収減益。鳥取京阪神の特急「スーパーはくと」が多雪による自動車・バスからの代替需要で乗車が微増し、収入は0.8%増で過去最高の32億4900万円。経常利益は車両改装や燃料高騰で5億8700万円と5.3%減った。配当率は2%(1株当たり1000円)に据え置く。
2009年3月期は鳥取道対策として「スーパーはくと」の改装に約4億円を投じる計画。会長を務める平井伸治鳥取県知事は「車両改装と燃料高騰で経常利益は3億円台に落ち込む。配当は慎重に考えなければならない」と述べた。
(2008年5月21日=NIKKEI NET)