近鉄桑名駅に強盗

売上金を狙ったのでしょうが、営業時間外は金庫にしまわれているのが普通ですから、狙いが良いとはいえませんね。(違)

2日4時頃、近鉄名駅の駅長室兼事務室で、同駅助役(56歳)が左胸を刺されているのを当直の同駅員が見つけ、110番通報した。助役は意識もあり、命には別条ないという。男に襲われ、現金を要求されたが、抵抗したところ、男は何も取らずに逃げたという。桑名署は強盗殺人未遂容疑で捜査している。
調べでは、事務室奥の仮眠スペースで寝ていた助役が物音に気づいて起きると、事務室内にいた男がいきなり「金を出せ」とナイフを突きつけた。もみ合いになった際、刺されたという。
小倉さんは2時頃から事務室で当直をしていた。事務室の異常を知らせるセンサーが作動したため、約100m離れた線路沿いにある仮眠室で寝ていた駅員が駆けつけ、入り口のドアをたたくと、小倉さんがドアを開け、「男に刺された」「やられた、やられた」と話したという。
現場には刃渡り約10cmの果物ナイフが残されており、小倉さんは左胸の肩に近い部分に深さ約6cmの刺し傷、右手と右肘にもけがをしていた。事務室には出入り口が3カ所あり、ガラスが割られた形跡もないことから、いずれかの出入り口の鍵がかかっていなかったと、桑名署はみている。駅にはシャッターなどはなく、事務室と隣接する改札までは夜間でも外から入れる。
近鉄名古屋支社によると、事務室には切符の売上金などを入れる備え付けの金庫があり、当直中は施錠するようにしているという。
(2008年5月12日=asahi.com