イー・モバイル音声通話開始へ

ローミングに頼っているうちは、ダメでしょうね。

イー・モバイルは、月額基本料無料の従量制の音声通話サービスを3月28日に開始する。月額980円でイー・モバイル同士の通話が無料となるオプションも用意されている。これに伴って25日、記者発表会が開催された。
イー・モバイルの電話サービスは、月額基本料が無料の従量制電話サービス。通話料は、携帯電話やPHS、固定電話(IP電話含む)への通話が30秒18.9円、SMSの利用は1通あたり2.1円かかる。
イー・モバイル同士の通話が定額となるオプションサービス「定額パック24」も用意され、月額980円で提供される。イー・モバイル同士は24時間定額となり、SMSも定額利用が可能。
また、「定額パック24」では、他社の携帯電話やPHSからの通話料が30秒9.45円、固定電話(IP電話含む)からの通話料が30秒5.25円にそれぞれ減額される。ただし、通話が定額となるのはイー・モバイルの通信網内のみで、NTTドコモ網を利用する国内ローミング時は別途通話および通信料がかかる。
国内のローミング先はNTTドコモとなり、イー・モバイル網の届かないエリアなどではドコモ網に繋がる。今回発表された機種では、東芝製の「H11T」がローミング対応機となり、ローミングの利用料として月額105円が発生する。ローミングを利用する場合は事前に申し込みが必要で、ローミングを必要としない場合は月額105円が不要となる。
通話は、イー・モバイル網が優先的に接続される。たとえば、通話中にイー・モバイル網からドコモ網に接続が切り替わるようなことはなく、一旦通話が切れなければローミング先に接続されない。ローミング中は画面上にローミングマークが表示される。ローミング時の通話料は30秒22.05円、パケット通信料は1パケット(128バイト)0.0735円、SMSは通知無しで1通5.25円、通知ありで1通7.35円。
以上がイー・モバイルの電話サービスとなるが、同社ではサービスの中心をデータ通信としており、電話サービスだけを単体契約することはできない。
(2008年2月25日t=ケータイWatch