阪和線脱線
現場はココでしょう。橋梁の両側にはガードを付けるのですが、今回、ゴンドラのアーム部分がガードの上から橋梁を直撃したようです。
12日8時15分頃、泉佐野市泉ケ丘5丁目で、JR阪和線のガードに高所作業車のアームが接触、衝撃でレールが浮き上がり、熊取発天王寺行き普通電車(4両編成)の先頭車両の一部が脱線した。
泉佐野署などによると、乗客の女性会社員(23歳)、作業車の男性運転手(27歳)、助手席の男性(21歳)が首などに軽傷を負った。同署は業務上過失致傷の疑いで運転手から事情を聴く方針。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官2人を現地に派遣した。
JR西日本によると、ガードは高さ制限2.4m。作業車はくぐろうとして、ぶつかった。電車の運転士は手前で線路の異常に気付いて非常ブレーキをかけ、ガードを約100m越えて止まった。電車には約100人が乗っていた。
普通電車は通常、現場を50〜60km/hで通過するという。
(2007年7月12日=Sankei WEB)
クレーン車はアーム部分が陸橋に乗り上げ、電車は1両目の後輪がゆがんで車両の底に食い込んでいた。事故当時、電車は約60km/h、クレーン車は約40km/hで走行していたらしい。脱線した1両目は座席がはずれ、怪我をした女性は座席ごと前方に転倒した。
陸橋の手前1.3mには「けた下制限高2.4m」と書かれた防護工があり、本来、クレーン車の走行を止める役割を果たすはずだったが、防護工そのものが破壊され、電車に衝突していた。
(2007年7月12日=MSN-Mainichi)