仙台市営地下鉄送電障害

どうしたのでしょう?

30日7時半頃、仙台市地下鉄河原町泉中央駅間で電車に電気を送れなくなり、富沢〜河原町駅間を含む全線で運転を見合わせた。2時間後の9時半に運転を再開するまで、上下32本が運休し、14,800人に影響が出た。
市交通局によると、沿線に4ヶ所ある変電所のうち3ヶ所で送電が止まった。直前に広瀬通駅付近で運行中の電車に電気関係の故障が起き、変電所側の安全装置が働いたとみて、原因を調べている。
発生時は上下10本の列車が運転中で、いずれも最寄り駅で運転を打ち切った。河原町愛宕橋間と北仙台台原間を走っていた泉中央行き2本は線路上で立ち往生した。合わせて約100人の乗客は、乗務員の誘導で線路を歩き、8時15分頃までに愛宕橋北仙台の両駅へ着いた。
(2007年4月30日=河北新報

<2007年5月1日追記>
アルミ風船が犯人だったようです。

市交通局は1日、仙台駅ホームの北側約65m地点で子ども向け遊具のアルミ風船が架線に接触し、ショートしたことが原因と発表した。
風船は直径30cmほど。接触により一時的に強い電流が流れ、変電所の保護装置が作動したため自動的に送電が止まった。1日2時半頃、線路を点検した職員が風船の破片を発見、破損した絶縁部品を交換した。
市交通局は「乗客が持っていた導電性アルミ風船が手を離れ、浮遊し接触したとみられる。今後はアルミ風船をそのまま駅構内に持ち込まないよう対策を取りたい」と話している。
(2007年5月1日=河北新報