列車とホームに挟まれた男性見逃した元車掌に有罪判決

現場は、地図で見る限り、比較的真直ぐで、編成も4両のはずですから、なぜ気付かなかったのか不思議です。

名鉄瀬戸線大曽根駅で昨年1月、降車した男性(当時51歳)が列車とホームに挟まれているのを見逃し、電車を発進させて死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた春日井市の元車掌(19歳)の判決公判が30日、名古屋地裁であった。天野登喜治裁判長は「職務上、最も基本的な安全確認の義務を怠り、過失は重大。名鉄も遺族に誠意ある対応をしていないが、未成年であり、反省もしている」と述べ、禁固1年6ヶ月執行猶予3年(求刑禁固10ヶ月以上1年6ヶ月以下)を言い渡した。
(2007年3月30日=asahi.com

<参考>公判の様子

名鉄瀬戸線大曽根駅で昨年1月、乗客の男性(当時51歳)が列車とホームに挟まれて死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた名鉄元車掌(19歳)の初公判が12日、名古屋地裁(天野登喜治裁判長)で開かれ、元車掌は「間違いありません」と起訴事実を認め、即日結審した。判決は今月30日に言い渡される。検察側は「十分注意すれば結果を容易に回避できた」として禁固10ヶ月以上、1年6ヶ月以下を求刑。弁護側は罰金または執行猶予付きの判決を求めた。
(2007年3月13日=NIKKEI NET)