Linux Foundation

Linuxの標準化と方向づけを目指す2つの団体、Open Source Development Labs(OSDL)とFree Standards Group(FSG)が、その影響力を強化するべく、米国時間1月22日に合併を発表、新団体の名称は「Linux Foundation」となった。
OSDLは、ハイエンドのサーバ向けOSの改良を目的として2000年に設立され、Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏もTransmetaから移籍した。同団体は他のさまざまな技術領域に手を広げたが、2006年に活動を縮小した。
一方のFSGは、Linux開発ガイドラインLinux Standard Base」(LSB)を管理している。LSBは、OSとより高いレベルのアプリケーション間のインターフェースを安定させる取り組みで、いっさい手を加えずにソフトウェアがさまざまなLinux上で動作するようにすることが目的だ。
新しくできたLinux Foundationは、両団体あわせて約45人のフルタイムおよび契約スタッフという構成になる予定だ。OSDLは2006年12月にスタッフを削減し、最高責任者のStuart Cohen氏も同団体を去った。
(2007年1月22日=CNET Japan