山手線線路異常

2月にあったばかりなのに、またですか。

24日10時半頃、埼京線池袋〜新宿駅間で、大船発宇都宮行き普通電車の運転士が「線路で異常な揺れを感じた」と東京総合指令室に連絡し、同区間で緊急停止。点検で路盤の隆起が見つかった。
埼京線と山手線の路盤が約50mにわたって最大約50mm隆起し、線路3本が変形している。
JR東日本と東京都によると、JR東日本現場付近の線路下で、都道の拡幅工事を請け負っていた。線路の下に半地下で幅28mのトンネルを貫通させる工事で2010年完成予定。この日は10時頃から、路盤に埋め込んだ鋼管にコンクリートを注入する作業をしていた。
山手線では2月20日にも、新橋〜浜松町駅間の線路下の都道工事現場で路盤が盛り上がり、山手線がストップした。JR東日本が路盤下に鋼管を埋め込んだ後、路盤を十分に押し固めなかったのが原因だった。
(2006年4月25日=asahi.com

と思ったら、21日にもあったようです。○| ̄|_

隆起の高さは、最大66mmあった。電車を緊急停止させる同社基準(34mm)の約2倍*1
埼京線下りが66mm、他の3本の線路は22〜50mm隆起していた。
青梅線の線路では21日午後に最大12mmの隆起が見つかり、電車が約1時間半止まった。新宿区の現場と同じ工法を採用し、当時は特殊な液体を土中に注入する作業をしていた。
(2006年4月25日=asahi.com

本日のだめ。

専門家によると、線路の隆起は数mmなら安全上の問題はない*2が、20mm以上だと補修が必要となり、高速区間やカーブで50mmの隆起は脱線を招く恐れもあるという。
(2006年4月25日=SankeiWeb)

*1:記者もデスクも基準は「10mに対し34mm」ということが理解できていません。分かって書いていたとしたら<以下略>。あ、「だから気にするような事故じゃない」という意味では、ありません。念の為。

*2:数mmを超えると安全上問題があるように読めるのは気のせいでしょうか?軌道は、安全上問題のない範囲(10mに対し34mm未満)で補修しながら使っていくものなんですが。(わら)