えちぜん鉄道決算見込み

乗客を増やしたものの、まだまだ大変なようです。

2006年3月期の乗客数は、前期比15%増の279万人になる見込みだ。通学定期の利用者が同26%増、沿線地域でのイベント開催などで定期以外の利用者も同9%増となる。
通勤定期が10%増、回数券が14%増と、全部門で前期実績を上回り、乗客は目標の275万人を超える。売上高は7億4000万円、経常損益は2億7000万円の赤字を見込む。自治体からの助成金は2億9900万円で、経常損失との差額は未処分損失(7900万円)の返済に充てる。
来期は乗客300万人を目標にする。通学定期は来期まで増加する見通しだが、その後は少子化の影響で減少に転じる見込み。バス会社と連携して駅から病院へのアクセスを改善するなどで、定期以外の利用者を掘り起こす。
同社は09年3月期に乗客330万人、売上高9億5000万円で黒字転換を目指している。
(2006年3月21日=NIKKEI NET)