山手線線路陥没

20日7時頃、JR山手線外回り新橋〜浜松町間を走行中の電車運転士から、「車体が横揺れする」と、東京総合指令室に連絡があった。
後続列車の運転士も、同じ場所で横揺れを訴えたため、7時55分頃から外回りの運転を全面ストップして調べたところ、約15mにわたりレール数か所にへこみがあり、左右のレールで最大2cmの高低差が見つかった。
JR東日本で線路を修復したが、外回りは約3時間にわたって運転を見合わせたほか、京浜東北線埼京線でも遅れが出て、約112,000人に影響した。現場付近では、20日未明から盛り土を削って道路を新設する工事を行っており、同社では、この工事で線路の路盤が影響を受けた可能性もあると見て調べている。
(2006年2月20日=Yomiuri On Line)

15cmも下がったら大事です。在来線の場合、カントの上限が105mmですから。→誰となく

現場付近では昨年10月から、JR東日本が東京都の委託を受け、レール下の盛り土(高さ約6m)にトンネルを掘り、山手線と交差する道路を新設する準備工事に着手している。
主に電車が運行しない深夜帯に、土砂を掘り出しながら線路下に約30mにわたって管を貫通させトンネルの枠を組む作業で、20日未明も実施。作業終了後、水準器を使ってレール上の高低差を点検した際、異常は発見されなかったが、その上部付近でレールを支えるバラストがくぼみ、沈み込んだ。
(2006年2月20日=Sankei Web)

盛り土部分に鉄管を水平に押し込み、これで軌道を支えておいて、下部を掘削する新しい工法だったようです。
<追記>
THパイプルーフ技術協会