速度制限設定ミス(JR西日本)

11月1日の発表が誤っていたそうなので、改めて。

  1. 宇野線妹尾駅(2005年5月16日=岡山日日、17日=MSN-Mainichi)
    • 1988年2月、4月の瀬戸大橋線開業に合わせ、ホームから約200m宇野寄りにあるポイントを改良。それまで40km/hだったポイントでの制限速度を、80km/hに引き上げた。一方、ホームとポイントの間にある半径500mの曲線では同時期、曲線から分岐する安全側線とポイントを新設し、カントを76mmから40mmに変更した。この時、曲線での速度制限を90km/hから75km/hに引き下げるべきところを失念。
  2. 山陰本線下夜久野駅(2005年5月23日=MSN-Mainichi)
    • 1997年6月、福知山支社において速度制限に関する文書をまとめ直した際、保線責任者が、下り線の福知山寄りのポイント付近の制限55km/hを65km/hと誤って通知した。
  3. 山陰本線人丸駅(2005年10月28日=中国新聞
    • 1978年、分岐器の変更工事をした際に40km/hの制限速度を誤って50km/hと書類に記入した。
  4. ATS-P(2005年11月2日=MSN-Mainichi)
  5. 広島支社管内(2005年11月9日=JR西日本
    • 運転士用携帯時刻表にポイント計13箇所の制限速度が誤って記載されていた。うち下関駅(45km/h→60km/h)、厚東駅(35km/h→45km/h)、益田駅(45km/h→50km/h)、海田市駅(50km/h→55km/h)、坂駅(55km/h→60km/h)の5箇所では制限速度を超過した可能性がある。
    • 居能駅幡生駅滝部駅でも、速度超過の可能性はないものの、本来の制限速度より高く記載されていた。
    • 下関駅(2箇所)、厚東駅安芸川尻駅、坂駅については、制限速度が誤って低く記載されていた。
  6. 全社におけるポイントでの制限速度調査結果(2005年11月14日=JR西日本
    • 運転士の「携帯時刻表」または現地の「速度制限標識」の表記が「制限速度」より高かったことなどにより、速度超過の可能性があった箇所
      • 6箇所+既報分6箇所=合計12箇所
    • 運転士の「携帯時刻表」または現地の「速度制限標識」の表記が「制限速度」より高かったが、車両性能などの理由により速度超過の可能性はなかった箇所
      • 6箇所+既報分3箇所=合計9箇所
    • 運転士の「携帯時刻表」または現地の「速度制限標識」の表記が「制限速度」より低かった箇所
      • 32箇所+既報分3箇所=合計35箇所
  7. ATS-P訂正(2005年11月22日=JR西日本
    • 11月1日に発表した調査結果では、66箇所で計画値より低い設定となっているとしていたが、そのうち関西本線今宮駅構内下り2箇所、上り1箇所、JR難波〜今宮間上り1箇所の合計4箇所については、計画値より5〜10km/h高い設定となっていることが判明した。